会社案内#03歴史History
大信産業の歩み
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1919(大正8年)
田中大信堂を創業
広島県御調郡田熊村(現・尾道市因島田熊町)で染色業を営んでいた田中泰輔が、医薬・農薬・化粧品・噴霧器などを取り扱う薬店を創業しました。商売をするには信用が一番大切との考えから、屋号を「田中大信堂」としました。
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1954(昭和29年)
株式会社大信堂薬局へ法人化
終戦後の食糧不足の中、農薬は農作物の増産に欠かせないニュービジネスでした。初めて社員を採用し、家業から会社へ、徐々に変わっていきました。
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1955~1961(昭和30~36年)
今治・西条・竹原に営業所を開設
販売エリアを拡大するため、営業所を次々に開設しました。社員も増え、地域に密着した営業を展開しました。
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1962(昭和37年)
尾道農薬販売(株)を吸収合併し大信産業株式会社に社名変更
尾道農薬販売(株)の尾道営業所と福山営業所を継承合併を機に「薬局」の名称をはずし「産業」としたのは、農薬の取扱いだけでなく農業に必要な商品全般を扱いたいという気持ちからでした。
合併により、社員も増加しました。 -
1963(昭和38年)
本社を因島から現・尾道市に移転
因島から尾道へは橋もなく、島をめぐる渡船で1時間半かかっていたため、合併後は本社が因島にあることが不便になり尾道市内に移転しました。本社移転後は旧本社は因島営業所となりました。
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1965(昭和40年)
技術課を新設
農薬の正しい使い方や新しい農薬の説明会、社員向けの研修を行い、技術販売を徹底しました。
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1971(昭和46年)
グリーンサービス課を新設し、請負防除を開始
ゴルフブームによるゴルフ場の増加をきっかけに、ゴルフ場向けに農薬散布の請負を始めました。その技術を応用して、神社や仏閣、公園、一般家庭向けの農薬散布の請負もスタートしました。
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1973(昭和48年)
オフィスコンピューターを導入
会社の業績が年々拡大し事務量が増えたため、業界では最も早く、コンピューターを導入しました。
第1回芝草研究会を開催
グリーンサービス課のお客様とともに、著名な講師を招聘しての勉強会「芝草研究会」を始めました。最初は15名ほどの小さな研究会でしたが、今では200名参加する大きな研修会になりました。
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1974(昭和49年)
大型柑橘ハウスに本格参入
大信堂のころからビニールハウス用ビニールの加工・販売を行っていましたが、徐々に農業用資材のラインナップが増えました。このころには1億円規模のハウスを施工するようになり、会社の大きな柱となりました。
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1977~1980(昭和52~55年)
広島・庄原営業所を開設
庄原市と広島市に営業所を開設し、広島県全域と愛媛県東予地区をネットワークしました。
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1985(昭和60年)
大信技術情報誌を創刊
お客様への情報発信ツールとして、情報誌を創刊しました。創刊号には農薬の安全使用や新商品の紹介、その年に広島県で問題になった病害虫についての記事が掲載されています。
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1992(平成4年)
IPM(総合的病害虫雑草管理)商品の取り扱いを始める
天敵(昆虫や微生物)を利用して病害虫を防除するIPMに取り組みました。IPMはただ天敵を利用するだけでは上手くいきません。活用するためには多くの知識や技術が必要ですし、他の資材との組み合わせも重要です。現地試験を繰り返し行い、IPMを普及していきました。
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1993(平成5年)
企業理念とコーポレートロゴを刷新
グリーンドクター制度を設けるグリーンドクター制度は資格取得を奨励する社内の制度です。資格取得に関わる費用は会社が負担し、多くの社員が様々な資格に挑戦しており、レベルアップにつながっています。
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1996(平成8年)
肥料分野に本格参入
農薬・肥料・資材の三本柱で農家をサポートできるようになりました。プライベートブランドとして、OEMで「グリーンドクターシリーズ」を発売しました。
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2001(平成13年)
ISO9001認証を取得
会社としてのレベルアップと、社員の意識改革を目指し、ISOを取得しました。農薬業界では初の取得となりました。会社の信用にも一役買っています。
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2002(平成14年)
競技場向けのかん水事業を開始
スプリンクラーを利用し、野球場やサッカー場の天然芝へ自動で散水をするシステムの設計・施工・メンテナンスを開始しました。日本の野球場としては始めて、マツダスタジアムにスプリンクラーによる自動かん水システムを導入しました。
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2004(平成16年)
創立50周年記念事業を実施
尾道駅前緑地帯の芝生の整備と自動かん水システムを尾道市に寄贈いたしました。尾道駅前緑地帯は現在も、地元の方や観光に訪れた方の憩いの場となっています。
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2014(平成26年)
創立60周年記念事業を実施
尾道を代表する観光地のひとつ「千光寺」に、ハート型の花壇と緑地を整備し、尾道市に寄贈いたしました。今では「おのみち住吉花火まつり」の人気観覧スポットとなっています。
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2016(平成28年)
本社を現所在地(尾道流通団地)に新築移転
大信グループの施設が尾道流通団地に集結し、効率的な企業運営が行われます。
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2017(平成29年)
JGAPのコンサルティングを開始
JGAPは食の安全と環境保全のための認証制度です。農場が認証取得を目指す際に、社内の有資格者がコンサルを行います。
ドローン事業を開始
農薬散布の新しい技術としてドローンに取り組み始めました。教習・整備センターを設立し、オペレーターの養成を行います。今後はAIを活用したセンシング技術の利用なども普及していきたいと考えています。
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2019(平成31年)
創業100年記念事業を実施
尾道市役所因島総合支所の前庭に自動かん水システムと芝生を整備し寄贈いたしました。
田中大信堂を創業して100年。新分野への挑戦を続けながら、多くのお客様のご愛顧によって成長させていただきました。社員一丸となって、新たな100年へ踏み出しました。大信ホールディングス株式会社設立
創業100年を機に、会社組織をホールディングス化し、大信産業はホールディングスの傘下となりました。大信グループとして、より一層、皆様のお役にたてるよう頑張ってまいります。
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